Myriel

 「レズビアン」である、ということ


【 書 名 】「レズビアン」である、ということ
【 著 者 】掛札悠子
【出 版 社】河出書房新社
【発 行 年】1992年
【 価 格 】1300円
【KeyWords】レズビアン、アイデンティティ、セクシュアリティ

【 内 容 】
 自分が「レズビアン」である、ということを著者自身がどのように認め、それ
を引き受け、そして公言(coming out)するようになったのか、を述べた著作。
その過程として生まれてきた、「レズビアンとは誰か、というのではなく、私が
レズビアンの一つの現実なのだ」という言葉が力強い。

【コメント】
 よく「ホモ・セクシャリティは同質志向である」という言葉を聞く。もちろん
この言葉が完全に間違いであるとは思わないが、しかし、この本の中で言われて
いるようなことを知ると、いかに皮相な見方でしかないか、ということがわかる。
そこにあるのは「ひとりの人間の生き方」として息づいているセクシャリティの
多様なありようの中の一つの姿である。それに対して Non(否)を突きつけるこ
とは、ひとりの人の首を締めることにも等しいのではないだろうか。

(1994/05/26)



This page written by TAKAHASHI, June (june.takahashi@nifty.ne.jp)