Myriel

 事典・家族


【 書  名 】事典・家族
【 著 者 】比較家族史学会
【出 版 社】弘文堂
【発 行 年】1996年2月28日
【 価 格 】発売記念価格20600円(〜96/06/30)、定価22660円
【  ISBN  】4-335-55066-9
【KeyWords】家族、歴史、民俗

【 内 容 】【コメント】

 家族論・家族史・民俗学などについての最新の成果を網羅した事典です。しか
し、個人で買うにはちょっと高いかもしれません(^^;)。
 編成上の特徴として、特・大・中・小と項目のレベルを分けているということ
があげられます。「イエ」「家父長制」などの重要な用語については、「ひく」
事典というよりは「読む」事典として仕上げてあるわけです。(ちなみに「家父
長制」の項目は上野千鶴子さんの執筆。)
 民俗関係の項目(「かまど」、「門守り」など)も充実しています。少し見た
限りでは、沖縄の習俗に関する項目も数多く盛り込まれているようでした。
 また、比較法的な項目(「ナポレオン民法典」など)もあり、幅広い地域・時
代をカバーしています。
 各項目の内容までは検討していませんが、現在もっとも充実した事典であり、
スタンダードに参照されることになるのは間違いないでしょう。

 フェミニズム関係の事典というのは数が少なく、特に日本語で利用できるもの
は、リサ・タトルのもの(明石書店)ぐらいしかありませんでした。家族という
限られた領域ではありますが、しっかりした量・内容のものが出たというのは大
きいと思います。比較家族史学会(1982年発足)の方々の努力には頭が下がる思
いです。
 英語ではいくつかほかにもあるのですが‥‥まあ、そのうち翻訳も出るかもし
れません。

(1996/03/14)



This page written by TAKAHASHI, June (june.takahashi@nifty.ne.jp)