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 男性学入門


【 書  名 】男性学入門 Introduction to Men's Studies
【 著 者 】伊藤公雄
【出 版 社】作品社
【発 行 年】1996年8月30日
【 価 格 】1500円
【  ISBN  】4-87893-258-9
【KeyWords】男性学、ジェンダー研究、男らしさ

【 内 容 】(目次)

 第1章 悩める“男の一生”     ――現代男性論
 第2章 〈男らしさ〉って何だろう? ――「男のメンツ」の中身
 第3章 男の目で見直す男性社会   ――〈男性学〉の現在
 第4章 文化と歴史の中の男と女   ――ジェンダー論入門
 第5章 男性のための(そして女性のための)女性学入門
 第6章 「働く主夫」の生活と意見  ――体験的主夫論
 第7章 ニッポンのお父さんたちへ  ――現代父親論
 第8章 もっと群れよう、男たち!  ――“メンズ・ムーブメント”のすすめ
 おわりに ぼくが〈男性学〉をはじめた理由(わけ)

【コメント】
 めずらしく男性学の本なんか紹介してしまいますが、これはすごくわかりやす
くておすすめです。女性学の講座はぼちぼち大学などで行われているようですが、
男性学はまだ少なく、そのため伊藤さんはあっちこっちからひっぱりだこで、い
ろんなところで講義・講演などをしています。その豊富な経験を踏まえていると
いうこともあるからでしょうか。
 よく、「女性問題は男性問題でもある」という言い方がされることがあります。
男性学もある面女性学と呼応するところがあります。たとえば、「歴史の中でど
のように女性は支配されてきたのか」という問いは、「どのように男性は支配し
てきたのか」という問いと裏腹であるように。
 というわけで、この本、男性だけでなく女性にもおすすめの1冊になりうると
思います。
 最後の章(「おわりに」)での、伊藤さんの男性学へのモチーフも必読。たい
へん率直に学生時代の経験が語られており、共感もできるものだと思いました。

(1996/09/07)


This page written by TAKAHASHI, June (june.takahashi@nifty.ne.jp)