Myriel

 セックスレスな男たち。


【 書  名 】セックスレスな男たち。
【 著 者 】家田荘子
【出 版 社】集英社
【発 行 年】1996年10月30日
【 価 格 】1200円
【  ISBN  】4-08-780237-X
【KeyWords】セクシュアリティ 男性 仕事

【 内 容 】
【コメント】
 26人の男女(カップル含む)へのインタビューを中心に構成した本です。まあ、
家田さんらしいといえるんでしょうか。あるいは『モア・リポート』の集英社っ
ぽいと言うべきでしょうか。『Bart』での連載をまとめたものです。
 しかし、面白くありませんでした。いや、面白かったというべきか。
 わたしがマーカーで線を引いたところは、最初ほとんどがインタビュー相手の
言葉への家田さんのコメント部分になっていて、どういうことかというと、この
本の前半部分を読んでいるときには、家田さんの発言に仄見える、セクシュアリ
ティあるいは「男らしさ」をめぐる固定観念がすごく気になったのでした。
 「このまま、セックスしないでも平気な体になってしまって、男として大丈夫
なのだろうか」(p.20)「こんなに男らしい男性なのに、女のために使わないな
んて」(p.67)「もちろん、強壮ドリンクなど飲んだりとか」(p.73)‥‥だん
だん、「えっとあのー(^^;)」、という気分にさせられてきたりして。
 それが、だんだん後半になると、(童貞だと雑誌のインタビューで公表した男
性に対して、上司が「ハレンチな」と怒ったことに対して)「なんか変だ。セッ
クスしないことが、ハレンチなんて……。人は、セックスを必ずしなくてはいけ
ないのだろうか。」(p.179)などというコメントに見られるように、少しずつ
彼女の態度がズレてくるところがあって、このあたりが興味深いところです。

(1997/02/17)



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