Myriel

基礎演習(久我和巳)


【テーマ】
 映像から学ぶ女性学

【内容】
 この演習では、様々な映像表現に現れる女性観・男性観を比較検討しながら、映画が発する多様なメッセージを読み解いていくことを目的としています。映画は、その誕生以来、人々の夢や欲望を反映しながら、文化の重要な一翼を担ってきました。もちろん、制度として育まれてきた映画が、登場人物の視線、カメラの視線、観客の視線などに見られるように社会の中で支配的な「男のまなざし」に支配されてきたこと、現実の社会関係を映し出すと同時に既成の価値観を再生産してきたことを無視するわけにはいきません。映画理論に関わっては表象と現実、テキストとその受容、視線と声などの観点を視野に据えながら、現実の私達の社会の問題、私達自身の生き方の問題−−ジェンダー、セクシュアリティ、家族、育児や介護、暴力、民族や人種、老いなど−−について議論を積み重ねていきたいと思います。

【テキスト】
 前期は、『ビデオで女性学』井上輝子・木村栄・西山千恵子・福島瑞穂・細谷実(有斐閣ブックス、1999年)をテキストとします。ローラ・マルヴィ、アン・カプランなどのフェミニズム映画理論に関する参考文献は、随時、指示します。後期は、受講生の方と相談しながら進めていく予定です。

【評価方法】
 日常の発表、討論の内容などを中心に、課題レポート(演習の時間内に指示します)と合わせて評価します。

【学生へのメッセージ】
 受講を希望する方は、早めにテキストを入手して、ビデオでもかまいませんので、その中で言及されている映画をできるだけ見ておいてください。また、映画を出発点としながら、広く世界や社会の様々な問題について関心を持ってくれることを期待しています。



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