2005年04月23日

●[news]私立高校生徒のジェンダー意識

 女子校の高校生は男性には経済力を重視し、共学女子は頼りがいを重んじる−−。大阪府私立学校人権教育研究会の川西寿美子・明浄学院高教諭が府内の高校の男女7433人にジェンダー(社会的性差)意識調査をしたところ、こんな結果が出た。また、学校のタイプを問わず、「男は仕事、女は家庭」と考える男子が女子の2倍以上いることも分かった。

(中略)

 学校のタイプ別では、「男性に必要なもの」(複数回答)の質問に、女子校は、頼りがい46・7%▽思いやり39・8%▽経済力33・8%−−の順に多く、経済力が3位に入った。これに対し、共学女子は、頼りがい52・5%▽思いやり44・1%▽自分の意見を持つ34・6%−−で、経済力は26・1%で6位だった。

 一方、「女性に必要なもの」(同)は、男子校の回答は、思いやり52・0%▽優しさ46・8%▽明るさ42・2%−−で、共学男子も同じ順に。総じて、女子は男性に社会的な要素を望み、男子は女性に個人的な要素を求める傾向が浮かんだ。

 川西教諭は「女子校は、固定的な男女二分法意識が強いが、たくましさもある。男子校は『男らしくしなければ』との気持ちが強い。共学女子は最も自立心が強く、共学男子は最もジェンダー・バイアス(偏向)が少ない」と分析している。

 こうした調査は、地域や年代、また学校の選び方などでかなりばらつきが出るので、過度の一般化はつつしまなければならないのですが、一つの現実のあり方として参考になるかも知れません。結果だけを安易に参照するのではなく、どのような調査をどのような対象に対して行った結果がこれだったのかを、きちんと理解しておく必要があるでしょうが。