活動紹介

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ふくしま女性フォーラム
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■出前講座 in あいづ 「平等、開発、平和〜より豊かな生き方を求めて」

2002年10月12日(日) 13:30〜ホテルニューパレス
10月6日、会津若松市中町のホテルニューパレスにて、元大阪女子大学教授の船橋邦子さんを迎え、出前講座「あいづ」が開催されました。参加者は約80名で、船橋さんの講演に先立ち、栗原るみ代表から励ましあいながら頑張りましょうと呼びかけがありました。日本女性会議2002あおもりについては、濱田千恵子事業部長が参加者を代表して報告を行いました。
講演後のフリートークではパネリストと参加者の間で活発な意見交換が行われ、予定時間がオーバしたにも関わらずたくさんの人が会場に残って交流を深めていました。

講師プロフィール
船橋邦子さん
兵庫県尼崎市生まれ、お茶の水女子大学卒業。東大大学院中退。佐賀県立女性センター県立生涯学習センター「アバンセ」初代館長。大阪女子大学女性学研究センター教授。松戸市教育委員会他公職多数歴任。女性の社会参画を目指すNGOで20年以上活躍。

出前講座レポート

「男女共同参画の現状と課題」
代表 栗原るみ
 男女共同参画基本法の制定は、「女性問題解決」から「ジェンダー主流化」へ、男も人間らしく変わらなきゃという方向に政府が舵を切ったという点で、日本の女性政策のパラダイム転換であった。めざす「性別による偏りのない社会システムの構築」とは、世帯単位の考え方を個人単位にあらため、個人がどのような生き方を選択しても、それに中立的に働くような社会の枠組を確立していくことである。
 福島の女性像の現状は、結婚・出産を機に退職し、専業主婦となる。子育てが終わった時点で再びパートとして働くというライフスタイルが主流であり、「男は仕事、女は家庭」の段階にあるといえる。わたしたちが望んでいるのは、家族が福祉を担う、男は稼ぐのが基本で、女は家事・育児に責任をもち、その範囲内でパートに出るという社会ではない。「新たな日本型福祉社会」=政府が人の再生産を支援するシステムをつくりたいのだと。
 山口県宇部市の男女共同参画条例に対する修正案など、一連のバックラッシュといわれる動きについて、「専業主婦を尊重しながら、どうやって男も女も一人ひとりが仕事と家庭の両立を実現させることができるのか」、それぞれが、自分の頭で考え、反論の声を出していきましょう。


熱気むんむん!

「平等・開発・平和−より豊かな生き方を求めて−」
講師 船橋邦子さん
 21世紀は差別のない社会をつくりましょう。本人の努力の如何ともし難いことによって、社会的不利益を被ること、それが差別です。物事を知らないために偏見や差別の意識を持ってしまう。無知であることが差別を再生産していく。心の中にある差別とか偏見から解放され、対等な関係をつくっていくことがジェンダーフリーの社会づくりなのです。
 日本の社会構造はジェンダー統計から見ても大変なアンバランスである。労働時間の3分の2は女性が働きながら賃金はわずか10分の1である。女性名義の財産は100分の1、無償労働の9割は女性が担っている。こうした両性間のアンバランスの関係は、そもそも小さい頃からの育てられ方、期待のされ方が違うという社会的文化的なものが女の子をつくり、男の子をつくってきたその結果、この構造を生み出してきたのです。21世紀は一人ひとりが中性になるのではなく、自分らしさを取り戻していくジェンダーフリーの社会をつくっていくことなのです。
 今一番進んでいる性教育は、男と女の身体のちがいではなく「身体は一つだ」というとことから始まります。もともと一緒なんです。男の人の身体にあるものは女の人の身体にもある。それが未発達で見えない形で残っている。男女別に分けるのはそもそもおかしいことなのです。
 戦争と結びついた経済のグローバル化に抵抗して新しい文化を切り開いているのは女性たちであり、世界中で女性たちがこれまでの従属を脱して自立する動きが出ている。また男女共同参画社会を実質的なものにするため、女性が地方議会に議席を持つことが必要であり、会津地方の女性も力を合わせて女性議員の増加にとりくんで欲しい。

「日本女性会議2002あおもりからの報告」
事業部長 濱田千恵子
男女共同参画は日本社会変革の「鍵」と大沢真理氏の基調講演から話は進められた。「女性問題解決」から「ジェンダーの視点」へ、「女は虐げられている」というアプローチから、「男は辛いよしんどいよ」も本当だ。ならば社会のあり方を、男女協力して変えていこうというアプローチが「ジェンダーの主流化」であると。「みんなちがって、みんないい」という考え方が基本だということです。
福島市の男女共同条例は、女団連の代表で検討し、12月の議会にトップダウン方式で上程する運びとなった。検討骨子及び基本的な考え方に対する意見書のまとめが資料にあるので是非参考にして欲しい。
「福島市男女共同参画のつどい」の要望書の中で特筆すべきことは、市は国に対して「世帯主制度を個人単位に」の法令改正を申し出るよう要望したことです。通達が変わったので、本人の申し出があれば、被保険証は本人の名前で交付できるということを日本女性会議の中ではじめて知ることができ感激した。各市町村でも是非確認してみて欲しい。

《ふりーとーく》
 時間が少し押せ押せになり、時間延長の形でフリートークになりやや時間切れの感じでしたが熱い意見の交流がなされました。
男女共同参画推進条例について
Q.今、市町村合併が問題視されている中で、条例づくりはどのような点に留意して進めるべきか?
A.それは合併した時点で出てくる問題なので、それまではそれぞれの市町村ですすめることでいいのではないか。ただ、合併問題については様々な視点から検討すべきである。
女性議員を増やすには?の問題について
Q.女性議員を増やすという壁はなかなか厚く容易ではない。何かいいアドバイスを。
A.勇気をもって、手を挙げた人の足を引っぱらないで、手を引っぱり上げていく。男性に対しては厳しく見ても女性に対しては、少し見方を優しく見て欲しい。女性が女性の足を引っぱることはよくない。
現職女性議員からのアドバイス
押したからには最後まで責任を持って、積極的に議員を動かしていくことも心がけて欲しい。

(要旨をまとめて下さったのは赤城楊子さんです)

 

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