活動紹介

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ふくしま女性フォーラム
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福島大学 行政政策学類
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■ふくしま女性フォーラム・第8回総会記念講演会

イベントでは、今年4月の統一地方選挙で初当選をはたした新人県議4人をパネリストに迎え、政策を語ってもらいました。コーディネーターは保原町町議員の金子恵美さんに務めていただきました。
パネリストはユーモアを交えつつ、今回の地方選挙の感想、政官業のあり方、男女共同参画社会に向けての展望などについて、それぞれのスタンスから意見を述べていました。質問タイムでは会員と活発な意見交換を行ないました。その白熱した議論は第2部まで続きました。

パネリスト・コーディネーターのプロフィール
パネリスト

桜田葉子  自民党
福祉法人評議員、民生児童委員主任児童委員、私立小非常勤講師。国立音大声楽科卒。


高橋秀樹  民主党
NTT労組福島分会花園部会長、連合福島福島地区連合会副議長。安達高校卒。


西山尚利  自民党
福島市議1期、衆院議員秘書、建設会社勤務。法政大学経済学部卒。


柳沼純子 自民党
郡山市結婚相談員連絡協議会副会長、郡山市更生保護婦人会委員。郡山女子高卒。


コーディネーター
金子恵美  保原町議会議員
目の不自由な人のフレンドシップセンター(NPO)リハビリテーションソーシャルワーカー、福島介護福祉専門学校講師。
カリフォルニア州立大学大学院修士課程修了

(以下、敬称略)

講演会情報

立候補したきっかけは?
桜田:少子高齢化問題に対する不安があり、また未来館のイベントに参加し女性議員を増やす必要性を感じ、1週間悩みに悩み決心した。

高橋: NTTの労働組合の活動を通して労働者をとりまく環境に問題関心をいだき、半年間悩んだが、市会議員の説得を受け出馬することを決意した。

柳沼: 夫である柳沼秀雄の意思を受け継ぎ、また妻として娘としての介護体験を通じて、女性の声を県政に反映させたいと考えたため。

西山: 政治家になることは中学生のときから志していた。今回、立候補したのは市議会議員の限界を感じたため。


当選までのプロセスについて何が大変でしたか?
桜田: 選挙のための資金集め人集めが思うようにいかなかった。とくに集会を開きたくてもできないのは辛かった。

高橋: 無名の新人であったことや、地盤がなかったことなど。地域活動への参加を通して顔を覚えてもらった。

柳沼: 短い期間での選挙活動、特に夫と母の介護と選挙活動との両立が難しかった。

西山: ミニ集会活動からはじめざるを得なかったこと。そして、若い人・新しい人への期待に応えることの重要性について。


政官業の癒着体質を踏まえ、旧来の公共事業のやり方についてどう変えていくべきか?
桜田: 入札制度も変わり、癒着できない状況が出来上がっている。政治家と行政職員それぞれの考え方・意識を変えていかなければならない。

高橋: 高度経済成長を支えてきたシステムであることは間違いないが、現在このシステムが弊害を与えているのも事実である。必要なところに必要な事業を行なう。まずは政治家と業者側のモラル、そして地方交付税のあり方を見直す。

柳沼: 業者が談合せざるをえない現在の状況には憂慮している。癒着のないあり方に変わる必要がある。

西山: 財政が問題。民間もしくは利害関係のない方に監査を委託し、監査だけではなく意見要望もだして公共事業のあり方を変えていくべきである。


男女共同参画社会の実現に向けての具体的な政策とは?
桜田: 少子高齢化の観点から考える。女性の多様な働き方を支援するための環境作りとして、児童保育の充実や親たちがともに相談できる場所・機会をつくることが必要だと思う。

高橋: 女性が守られていない社会を男性の立場から変えていく必要がある。男性も育児・介護休暇を取れるように行政から援助を行う。そのために無駄な公共事業をやめて、つまり旧来のシステムを変えることで、地方の景気回復と男女共同参画を進めていきたい。

柳沼: 条例が浸透していない現状であるから、自身を含め男性もまじえ勉強していく必要がある。女性議員を増やし県政に女性の声を反映させていきたい。

西山: 土湯温泉の女将会のように、女性が積極的に町づくりに参加し、男性と意見を交換しながら協力していく社会を目指したい。


(パネリストは左から西山さん、柳沼さん、高橋さん、桜井さん)


選挙戦を通じて福島県の現状をどう考えるか?
桜田: 安心で安全な食物を供給する農業を守り育てなければならない。またユニバーサルデザインを考えた町づくりが必要である。

高橋: 保守的な土地柄から県内外でPRがうまく行なえていないが、いろいろな意味で便利になりつつある。福島市は交通網が整備されある程度の発展がみられる。そのため議員への要求が低い。活気ある町づくりなど生活圏を発展させるための改革が必要である。

柳沼: 郡山市の現状については分析中であるが様々な問題が堆積していることは分かっている。女性の視点から考えていきたい。

西山: 何をやっても変わらないという政治への諦めを感じた。その一方でだからこそ社会を変えたいと考えての投票だったと思われる。


有権者の政治離れについて克服するには?
桜田: 選挙活動中、ミニ集会を3回しか開けなかった。関心を高めるために政治家とお友達になる機会を設けることが必要。

高橋: 政治資金の流れや派閥関係が不明瞭で、また政治家と市民の政治認識の食い違いがある。政治家が多くの方の意見をきき、目をこらし耳を傾けるということをやっていかなければならない。

西山: 政治家はもちろん、市民が議会の中で思ったことを訴えていかなければならない。また子供たちが政治へ関心をもつような教育が取り組まれなければならない。

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質問タイムでは、政策をどのように実現するか厳しい質問がとびかいました。白熱した第2部では、会員から議員立法のための勉強会をすべきではという提案がされ、パネリストからは「一期生同士政党を越えて協力することを約束する」と公約もありました。
具体的な政策に関して語る場面は少なく物足りない感はありましたが、選挙活動についてはとてもリアリティのある話をしてもらうことができました。特に選挙資金を工面することが困難な状況が多々あることについては、さらりと話していただきましたが、その言葉の裏には大変な努力があったことが推測できます。
今回、福島県民の民意としてパネリストの4人は選ばれたわけですが、選挙は始まりにしかすぎません。私たちは4人を含めた県議が納得のいく県政を行なっているか常にチェックすることを通して、政治を私たちの手に取り戻しましょう!

 

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